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今年一番ハマった漫画(2021年) [雑記]

今年も残り少なくなってきました。
私は時節柄外へすっかり出なくなり、インドアな生活を送ることの多かった一年でした。

そんな中、本を読もうと思ったのですが、紙の本は収納するスペースがなく、タブレット端末で読める電子書籍を主に購入していました。
本当は紙の本の方が好きなのですが、端末に数百冊入れることができるのは大変便利です。
しかし、タブレットだと文字は読みにくく、買う本は必然的に漫画となってしまいます。

その中でも今年一番面白かったものを紹介したいと思います。

今年一番ドはまりしたのは「幼女戦記」です。

タイトルだけ見るとドン引きしますが、近代風ファンタジー戦記物として非常によくできていて、個人的に銀河英雄伝説と並べてもよいと思えるほどの作品でした。

いわゆる転生ものですが、よくある転生ものと違う点は、バッドステータスを与えられたうえで、自分の才覚でもって活躍していくところです。(一つのチート能力はありますが)

ラノベ等でよくある転生ものは「現代社会ではうまくいかなかったけど、異世界へ行ったら何もせずともスーパーマンだった」のようなドラえもん映画的な展開が多いと認識していますが、この作品はむしろ逆で、現代のエリートサラリーマンが異世界転生して、不利な条件と魔法の才能を与えられたうえで、転生させた存在X(神)に抗うという展開が面白いです。

殺伐とした世界観、戦場描写が多めなことから万人には勧められませんが、こういった戦記物が好きな人にぜひお勧めしたい作品です。

場面設定としては、第一次世界大戦を経験していない架空のヨーロッパで世界大戦を戦っていく少女の物語。
しかし、魔法が存在し、学問として研究され軍事に転用されている社会。
また、非常に能力主義で能力があれば老若男女問わず活躍できる社会でもある。
前世の知識をもったまま孤児として育った少女が、戦争が不可避な情勢の中、軍人として戦っていくというのが設定の概要です。

絵は非常に丁寧でいて綺麗。
しかし、そのかわいらしい絵柄で浮かべる悪魔の表情がまたギャップがあって面白いです。

小説版の方はすでに完結しているようですが、敢えてコミックス版だけを追っていくつもりです。

個人的に好きなシーンは、コミックス版20巻のこのシーン↓
幼女戦記 20_83-84.jpg
ターニャが自分をターニャだと言い切るところです。

この場面以前、ターニャの人格は転生前に依るところが大きかったと思います。
しかし、この場面で転生後の自分を受け入れ、完全にターニャとなるのです。
今後、以前のようにルールに則った生き方をしていくのか、それとも自分の判断で行動していく生き方に変わっていくのか興味深いところです。

今後の展開については、今まで第二次世界大戦のドイツと非常に似た歴史をたどっているので、最後は悲惨な結末になるのでしょうが、それでも目が離せません。

今一番注目している作品です。


幼女戦記(1) (角川コミックス・エース)

幼女戦記(1) (角川コミックス・エース)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2016/12/10
  • メディア: Kindle版



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