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遊ぶことの意義 [お仕事関連(教育)]

冬期講習に向けて、子どもとの面談をもつ機会に恵まれ、子どもの理解が深まるきっかけを与えられた。

そのときに思ったことなのだが、小学生は習い事している子が、本当に多い。
いつ遊ぶ事ができるのかと心配になるくらい多い。
学校の休み時間などで遊ぶのだろうが、家に帰って、友だちと一緒に遊ぶことも特に小学生では必要なのではないだろうか。

もちろん、勉強することも大事だが、遊びを通してでしか手に入らないものもあるはずだ。
外遊びでは、仲間との協調性や体を動かすことによる、身体能力の発達も促される。
内遊びでは、たとえば絵を描いたりすれば、その子の感受性を高める事ができる。
遊びの中から手に入る気づき、好奇心、協調性など、たくさんの人間として必要な能力が養われる場所でもあるのだ。

もちろん、習い事でもそれらの能力は伸びるだろうし、否定するものでもない。
プロに指導されるワケなので、効率よく能力が発達するだろう。

しかし、それは遊びではない。

遊ぶことでアイデアが浮かぶこともあるだろうし、なにより大人がいない環境で、子ども同士で遊ぶことに意義があるのだ。

昔、大学生だった頃、遊びを通して気もちを学習に向かわせる、といった研究をしたことがある。
同年代の仲間と遊ぶというのは、誰かに指導されて運動したり勉強したりするものではない。
自分たちのアイデアで遊びの幅が広がっていくのだ。
そういった場所や機会が、子どもたちの間で減ってしまっているのは、なんだか悲しいものがある。

塾に通っている子たちなので、他の塾に通わない子とはまた少し意識が違うだろうが、子どもにとっては遊びも仕事のうちなのではないだろうか。

私はゲーム大好き人間だったので、ゲームからの気づきや興味関心を引き出すことを主に研究した。
ゲームで遊べとは言わないが、どこかで遊ぶ機会があるといいなとは思う。
健全な精神は健全な肉体に宿る、ではないが、子どもはどんなことをしていても成長していく。感受性の強い、多感な時期だからこそ、勉強することも大変結構なことだが、やはりどこかで時間を見つけて遊んで欲しいなと考えるのだった。

もうすぐ2学期も終わり、冬休みになる。
正月の間くらいは、いろいろな遊びを体験して欲しい。
遊びと勉強を両立させるのは大変だとは思うが、遊びの上手な子は、頭の回転も速いような気がする。

宿題終わらせたら、ちょっとなにかで遊んでみるのもありだと思うのだった。



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