ドラゴンクエストXI 感想② ※ネタバレ要素あり [ゲーム]
前回は、未プレイの方にもわかるように、差しさわりのない感想文でしたが、周りの友人たちがクリアし始めたので、ちょっと掘り下げた感想を書こうと思います。
ネタバレ的なところもあると思いますので、そこのところはどうかご容赦ください。
最初に衝撃を受けたのは、序盤のイシの村だった。
勇者は悪魔の子として追われ、イシの村は確実に焼け落ちたと思っていたが、帰ったら村は健在。しかし、村人のセリフがなんか変。ここで、根が見せた過去の村の様子ということがわかり、現実に戻ると村は崩壊していた。
落として持ち上げてまた落とすという展開はまさにドラクエ節。
後にわかることだが、村人を保護したのはグレイグだったらしい。
大樹の根にアクセスできる主人公の能力がこの物語のキーとなることがここで示された。
中盤になると仲間たちが続々と集結。
私はベロニカがいたく気に入り、パーティメンバーから外すことなく使い続けた。
マルティナが加入したことで、パーティは固定化された。
勇者、マルティナ、セーニャ、ベロニカである。
カミュは盗むときだけ使い、シルビアはベロニカがバイキルトを覚えるまでの起用だった。
シルビアが嫌いだったわけではない。むしろいいキャラだった。さすが騎士道を叩き込まれただけのことはある。
ロウは・・・セーニャがいない間に回復として使っていたくらいか。
そして、大樹でのイベントからの世界崩壊。
魚となって難を逃れていたという展開にも驚いた。
FF6の魔大陸のような展開を連想してしまった。
続々と仲間が再集結していく中、まさかのベロニカロスの事実を知る。
そういえば、変なフラグ立ててたなと思いだす。
おそらくどこかで復活するのだろうと思っていたが、この世界ではそれはかなわず、セーニャとベロニカは一心同体となることで話が進む。
ベロニカを一度たりとも外したことがなかった私には本当に悲しい展開だった。
ここらへんから、主人公はローシュの足跡をたどることになる。
ここでの私の認識は「伝説の勇者の伝説を追う勇者の伝説」なのだなと認識していた。
そして、ウルノーガ討伐からの忘れられた塔へ。
ここでのイベントは本当に選べなかった。
今まで旅してきた仲間を捨て、過去に戻りますかという選択だ。
ベロニカを救うためとしても、今いる仲間の時間軸から自分は消えてしまってもよいのか。
ゲーム上は進むしかないとわかっていても、30分ほど悩んだ。
そして、世界が崩壊しなかった世界での旅。
ベロニカがいることの喜びをかみしめながら、旅を続ける。
伝説の勇者の伝説を追う勇者の伝説は、ここにきて意味を変え始めた。
ローシュがなしえなかった決着を、主人公が果たすという展開になってきたのだ。
それが勇者の星をめぐるエピソードであり、伝説はまだ続いているということだ。
数々の試練を超え、ラスボスを倒した後の展開は、再び私に衝撃を与えた。
この話は「伝説となった勇者の伝説」だったのだ。
そしてもう一つ、「今回の勇者はすべてを救う」ということだ。
ところどころ、話のみせ方に至らぬ点はあったように思うが、全体を見ると、よくまとまった話だったと思う。
ただ、今回の一番のキーであった、根にアクセスできる主人公の能力をもっとうまく見せることができなかったのか、という点が気がかりだった。
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